PickUp #001
このピックアップページは極々日常的なテーマを遊び心たっぷりで楽しんでしまおうと言うコーナーです。 へ〜やそうなんだ!?に満ちあふれた話題満載の特集を毎回お送りしています。 今回のテーマはお米です。だって日本人には切っても切れない縁の深い食材ですから。ただお米に関する話題だけでは、雑誌やホームページなどにもたくさん載っています。ですからここではちょっと違った角度からお米を探っていきましょう。

玄米って体に良いって聞くけど本当なの?玄米に興味があるけど炊くのが難しくない?玄米って固くてまずくない?玄米っておしゃれじゃないよね?って声にもお答えします。 まずは、何はさておきお米のイロハから始めましょう。
玄米って固くてまずくない?
玄米って体に良いって聞くけど本当なの?
玄米に興味があるけど炊くのが難しくない?
そんな声にお答えします。
    
違った角度と言ってもやはりお米の基本は覚えておきたいですね。 世界中には数1000種類ものお米の品種があると言われているのはご存知ですか?しかし大きく分けると日本などで作られているずんぐりして粘りけがある「ジャポニカ米」と東南アジアで作られている細くて粘りけのない「インディカ米」に分けられます。この二つの違いはデンプンに含まれる成分の違いです。ジャポニカ米は「炊飯」(*炊飯=炊くの意味についてもあらためて解説しましょう。)し、インディカ米は「煮る」調理方法で食べられているお米です。

次に日本のお米の分類です。日本で作られているお米は「うるち米」と「もち米」に分類されます。「うるち米」は、わたしたちが普段食べているお米で、「もち米」に比べたら粘り気はないお米です。それに対して、「もち米」は、粘り気の多いお米で、お餅や赤飯、おこわなどにして食べているお米です。これはご存知ですね。お米に含まれているデンプンは、「アミロース」と「アミロペクチン」の2種類に分けられます。

おおよそですが「うるち米」はアミロース2割とアミロペクチン8割、「もち米」はアミロペクチン10割です。米の粘り気の正体はこのアミロペクチンなんですね。こう言ったら怒られるかも知れませんが、各地での有名なブランド米はその地域の気候風土に合わせて品種を改良しながら作っていますが大本は同じと考えて間違いはないでしょう。では、最近話題の玄米、○分づき米、発芽玄米、五穀米など様々な種類のお米はいったい何者なのでしょうか?
まずは稲がお米に変わる行程から説明しましょう。

田圃で収穫された稲は脱穀、つまり茎から外されます。次に稲から籾殻を外します。これが玄米です。玄米はまだ種としての役割を担える生きているものです。ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含んでいるのですが、固いので圧力釜で炊いたりする手間が必要です。
その固いぬか(玄米の外皮)を薄く剥いたのが○分づき米です。7分、5分、3分づきが一般的で数が少なくなるにつれてぬか(外皮)は薄くなります。玄米と同じように栄養価を残しながら調理をしやすく工夫した玄米です。発芽玄米は読んで字のごとくで、玄米から少し芽が出た状態のお米です。芽が出た瞬間ですので栄養価が高いとは言われていますが、その製法が不明瞭な面もあり少々心配です。しかし自宅でも前の晩にぬるま湯に浸けて保温すれば誰でも簡単に発芽玄米を作ることができます。

最後に最近流行の五穀米。五穀だけでなく十穀や十五穀米なども目にしますね。アワやヒエに代表される雑穀や古代米、餅米などを加えて栄養価を高めたり触感を良くしたりそれぞれに工夫されています。精米で失われたビタミン、ミネラル、食物繊維を白米に補給して食べることは必要なことかも知れませんね。また、雑穀には玄米がもっていない栄養素も含まれていますので玄米に雑穀が混ざっているものが理想的かも知れません。日本人の歯は臼歯が多く、雑穀をすりつぶして食べるように出来ているのですから。
役に立たなそうで、実は役に立つお話

みなさんが子どもの頃にやってみたいことっていろいろありませんでしたか?
大人の世界から見るととんでもないことでも、子どもの視線だと楽しくて夢にあふれていることっていっぱいありました。
いつの頃からか段々と大人になって行く過程でそんなワクワクやドキドキはどこかに置いてきてしまったのかも知れません。
ここは、そんなワクワクやドキドキを取り戻し実際に試してみる楽しい企画です。
では、質問を交えながら実験しながら答えを見つけていきましょう。
Haruさんに質問です。小学生になる子どもがコーラやジュースが大好きで、「コーラでご飯炊いたらどうなるの?」って訪ねてきました。ご飯をコーラやジュースで炊くなんてそんな罰が当たりそうで。でも少し興味があります。実際のところはどうなんでしょうか?
お子さんにありがちな質問ですね。子どもには自由な発想があって何にでも興味を持つことはとても大切なことだと思います。但し、やはり物事の道理は伝えなくてはいけないですね。お米は一年間休みもなく丹誠込めて作っているものです。ですから、おかあさんもお茶碗にお米の粒を残すと「目がつぶれる」と言って怒られたりした記憶はありませんか。おじいちゃん、おばあちゃんはご飯を食べた後、お茶を入れてお茶碗を洗うようにして飲んでいることなどは話しておかないといけないですね。それほどお米一粒一粒は大切なものですから。

しかしジュースでご飯を炊くなんて面白くないですか?ちょっと怖いもの見たさな気分になりますね。では、早速実験をしてみましょう。なんでも頭ごなしに「駄目!」ではお子さんの可能性を閉じこめちゃいますから。 くどいようですが、お米一粒一粒を大切にする気持を持ちながらやりましょう。
今回は人気の早取り米を土鍋で水以外のもので炊いてみました。
@お米一合に対してジュース類120ml
Aお米は水をはったボールに入れ、籾を
  浮かせて取り除く。
B早取り米を軽く汚れを落とすように研ぐ。
Cざるに取り、30分以上安置する。
D土鍋に早取り米をあけ、コーラ(その他
  お好みの飲料)を入れる。
E最初は中火で沸騰するまで炊く。
  (約10分間)
F沸騰してきたら弱火にして約10分間炊く。
G蒸気の出が収まったら火を止め、15分間
  じっくり蒸らす。
Hお好みでおめしあがりください。
この方法でコーラ、グレープジュース、オレンジジュース、ミックスジュースと甘い飲み物やトマトジュースにお茶(ルイボス茶)、海水(同じ濃度)と牛乳で挑戦しました。 みなさんはどんな結果だったと思いますか? 恐る恐る出来上がりを食べてみました。そしたら驚いたことにまずくはない!どれもむしろ好きかなって感じです。 お菓子やおやつと考えれば、コーラ、グレープジュースは毛嫌いする必要がないのかも知れません。コーラ味のご飯を先に食べたせいかも知れませんが、オレンジジュースやミックスジュースだと酸味が少しご飯に染み込んでしまい酸っぱく感じます。
トマトジュースは、塩を混ぜて炊けばふっくらご飯のリゾット風に出来上がりみごとな一品料理に仕上がりました。魚介類やベーコン、パプリカなどの野菜を加えて炊き込めば完璧でしょう。 お茶は何の変化も感じられない程度で普通に食べることが出来ます。 但し、トマトジュースとお茶は火加減に要注意。中火で沸騰したらすぐに弱火にしないと写真のように焦げてしまいました。
さて、結論としてジュースでご飯を炊くことは○。お子さんのお誕生日会やパーティーで出したら大いに盛り上がることは間違いないですね!
今回試した変わりご飯
コーラ
お菓子としてならOK
★★★
ファンタグレープ
お菓子としてならOK
★★★
ファンタオレンジ
後味が酸っぱく感じる
★★
ミックスジュース
後味が酸っぱく感じる
★★
トマトジュース
リゾット感覚で美味しい
★★★★★
お茶(ルイボス茶)
香りがあって美味しい
★★★★
海水
ちょっとからいけど美味しい
★★★★
牛乳
甘くしてデザートとして美味しい
★★★★★
実はドイツにミルヒライス(ミルクライス)と言って牛乳でご飯を炊く甘くしたデザートがあります。どうしても我々日本人には「???」と先入観がありますが美味しいデザートです。レシピを付けておくのでミルヒライスづくりに挑戦してみましょう!「ミルヒライス」と呼ばれる料理はドイツで定番のデザートです。作り方はいたって簡単です。本当はミルクライス用のお米があるのですが、日本の普通お米でも美味しく作れます。
レッツチャレンジ!
材料(2〜3人分)
 お米
125g
 牛乳
 500ml
 バター
10g
 レモンの皮(無農薬)
1/3個
 バニラビーンズ
1/2本
 お砂糖
20g
 塩ひとつまみ

【トッピング】
お好みでジャム、ハチミツ、シナモンシュガー、抹茶シュガーなど
@
鍋にお米以外の材料を入れ、混ぜながら中火で沸騰するまで調理する。
A
沸騰したら@にお米を加え、2分ほどかき混ぜながらグツグツ煮る。
B
レモンの皮、バニラビーンズを取り除き、鍋に蓋をして弱火で40〜45分調理する。 (鍋の蓋は開けないよ!)
C
40〜45分後、鍋を開け、ご飯に火が通っているか確認する。
D
芯がなく柔らかく炊けていたら器に移し、お好みのトッピングをのせる。
E
温かいままでも、冷やしてでも美味しく!?いただけます。
役に立ちそうでそうでもないお話

またしても、小学生からの質問にお答えします。
アメリカってご飯の国ではないのに漢字でどうして「米国」って書くのでしょうか?

ちなみに中国でも「米国」って書くのでしょうか?
いい質問ですね。
これは中国で「アメリカ」を「亜米利加」や「亜美利加」と書くことにどうやら理由があるようです。アメリカの発音はメが一番強く、ァメリカに聞こえます。だからアメリカから輸入された小麦粉を「ァメリカン粉」→「メリケン粉」になったのは有名な話ですね。同じように中国でも亜米利加(または亜美利加)の2番目の漢字の米または美と国をくっつけて「米国」または「美国」と書かれるようになったようです。中国では「美国」の方が一般的、日本では「米国」が主流。やはりお米の国だからですね、きっと。

ちなみに、他の国を漢字で書くとどうなるのでしょうか?

英吉利、仏蘭西、独逸、西班牙、伊太利亜、瑞西、瑞典、葡萄牙などはヨーロッパの国です。左からイギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、スイス、スエーデン、ポルトガルと読みます。
雑炊
この季節の定番はなんといってもお鍋。暖かいお鍋に熱燗はやめられないですよね。お鍋は水炊き、みそ味、ちゃんこ風、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ふぐ、キムチに豆乳などとあげればきりがないですね。お鍋の締めくくりはどうしていますか?いろいろな具材から出た、だしをみすみす捨ててしまうのはもったいないです。そこで玄米で雑炊をお勧めします。玄米はそれだけでほとんど完全食品です。卵を割り入れて一緒にいただけば完璧です!
チャーハン
チャーハンのおいしさは強火で炒めたあのご飯のパラパラ感。家庭ではあのパラパラ感がむずかしいですよね。10年ほど前に米不足でタイ米が輸入され、一般家庭の食卓にものぼりましたが、チャーハンにはおいしくても、粘りけと甘みの強い日本のお米に慣れている私たちには残念ながら受け入れられませんでした。そこで玄米です!玄米は白米に糠(ぬか)がまだ覆われていますので白米に比べたらお米とお米がべたべたくっつかないのです。案外パラパラして、でも噛めば白米のように粘って甘くなります。玄米でチャーハンを作ると子どもも玄米と気づかずにぺろりと食べられます。
玄米生汁、しぼりたて
生の玄米の栄養をそのままいただいちゃう贅沢なジュースです。寝る前に玄米を大さじ1杯に対して100ccの水に浸しておきます。冬場は少し暖かいぬるま湯で浸します。翌朝、容器の中身(玄米と水)をミキサーに移し替えます。そのときにハチミツをちょっと加えてください。ミキサーにかけると玄米が砕かれて白いジュースができあがります。これを茶こしで濾してそのまま飲みます。このジュースは熱を加えていないため玄米に含まれる酵素なども生きたままで栄養満点のジュースです。茶こしに残った玄米はお粥にしたり雑炊にして食べてください。

さて、いかがでしたか?

玄米と言うとちょっと堅苦しくて、近づけなかったかたもこれなら試せそうではないですか?

みなさまからもお米に関するいろいろな話題をお知らせください。

またぜひ特集してみたいと思います。


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